hacomono、水素水・プロテインサーバーなどの「サーバー連携」を拡充。既存連携と独自のIoT認証機開発により、提携企業は9社へ

ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」を提供する株式会社hacomono(本社:東京都渋谷区 代表取締役CEO:蓮田健一 以下、hacomono)は、水素水・プロテインサーバーなどの「サーバー連携」の提供を拡充いたしました。これまでの連携に加え、独自のIoT認証機を開発したことにより、今まで連携ができなかったサーバー機器とも連携ができるようになり、提携企業は9社となりました。

 背景

多くのスポーツクラブや24時間ジムには、水素水やサプリメント・プロテインを会員に提供するオプションサービスがあります。会員は、施設から貸与される専用のICチップが埋め込まれたキーホルダーやカードなどの「利用証」をドリンクサーバーにかざすことにより、ジムに来るたびにドリンクの提供を受けることができます。

一方で、24時間ジムなどスタッフが常駐しない業態を中心に、この「利用証」に伴う顧客体験にはいくつかの課題がありました。

・スタッフがいる時間帯に行かないと、利用証が受け取れない
・利用証を忘れると、オプション契約をしているのにサービスが受けられない
・利用証の貸与に伴い、デポジット等の金銭負担が会員側に発生することがある
・多くのサーバー機器の標準利用証では、店舗を跨いだ利用ができない

「サーバー連携」により実現できること

「hacomono」のサーバー連携を活用することで、会員はスマートフォンのマイページに表示されるQRコードを利用証にすることができます。これにより、契約直後からドリンクサービスを受けることができ、利用証を忘れてしまうことによりサービスを受けられないということもなくなります。

また、施設スタッフの業務効率化にも貢献します。利用証の管理や貸与に伴う事務作業やデポジットの授受、解約に伴う利用証の回収をゼロにすることができます。さらに「hacomono」を通じた詳細な利用制御ができるため、使い放題プランだけでなく、月10回までプランや1日1杯までプランといった多様なサービスを提供することができるようになります。

これまではインターネットを介したAPI連携に対応している一部のサーバー機器のみが連携対象でしたが、当社が独自のIoT認証機を開発したことでAPIに対応していないサーバー機器とも連携ができるようになり、このたびの連携先拡充が実現しました。

ドリンク提供を行うサーバーだけでなく、日焼けをするためのタンニングマシンや、無人店舗でレンタルサービスを提供するためのスマートシェルフなどにも対応しています。
費用は、初期費用は不要で、月々の連携費用のみが発生します。

各種サーバーについて 


提携先企業一覧(対応機器企業名)

株式会社ドクターズ・マン
株式会社ササキ(認証機:株式会社シェーン)
森永製菓株式会社(認証機:株式会社シェーン)
株式会社サンライズジャパン(認証機:株式会社シェーン)
株式会社ガウラ
株式会社ALIGHT
株式会社朋コーポレーション
ドリコス株式会社

hacomonoは、今後も開発を続け、テクノロジーの力でより良い社会につながる日本の健康課題解決に貢献できるような事業をウェルネス産業とともに推進してまいります。

開発責任者からのコメント 
IoTチーム開発責任者 岩貞 智 

施設におけるこれまでのサーバー活用では、利用証の発行やスタッフによる手渡しという事務作業が依然として残っていました。このため、一部の業務がデジタル化されたにも関わらず、結局スタッフが事務的な作業に時間を割かなければならない状況が続いていました。

この課題解決には「hacomono」側にAPIを用意するだけでは解決できないという難しさもありました。連携させたいサーバー機器のうちネットワークに接続できる機器はごく一部しかなく、APIを介した連携が難しかったのです。

しかし、私たちが開発したIoT認証機を用いることで、この認証機が「hacomono」と店舗内のサーバー機器を結びつける役割を果たし、現代的なシステムとレガシーシステムをシームレスに統合することが実現できるようになりました。

API連携だけではなくハードウェアを含めた連携で、今後もますます多くの店舗のデバイスを「hacomono」に結び付けることで、顧客体験にまつわる事務作業とその管理すべてを「hacomono」で実現し、人が人らしい仕事に注力できる環境を構築していきたいと考えています。



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