株式会社くるま村

「hacomono insight」で分析力を強化。データ活用でPDCAをスムーズに回せる運用を実現

「insight」機能で運営データを“見える化”、分析スピードも向上

「SPORTS GYM REX」では、プラン別の会員数や入会数などをチェックするため、各店舗のマネージャーが指定のフォーマットに日々データを入力していました。しかし、本部で内容を確認すると、数値が古いと思われるケースもあり、都度、更新状況を確認しなければなりませんでした。マネージャーのITスキルによって報告の質にばらつきもあり、こうした課題の改善につながればと、ダッシュボード機能とメンバータイプ自動付与機能が付帯する「hacomono insight」(以下、insight)を導入することにしました。
利用後、まず実感したのは「見たいときに、必要なデータにすぐアクセスできるようになった」ことです。以前はデータの集計や加工する作業に時間がかかっていましたが、今は 「insight」が自動で集計・可視化してくれるため、社内外の打ち合わせにおいて「最新の入会者数は?」「売上の状況は?」といった質問に即座に回答できるようになりました。最近では代表自らが「insight」で運営状況をチェックする機会も増えており、今後、施策の意思決定スピードも上がっていくのではないかと予想しています。

マネージャーの意識に変化、互いのデータを確認し気づきを共有

「insight」導入後、予想外だった変化の一つが、日々の運営状況を本部側だけでなく各店舗間でも閲覧できるようになったことで、マネージャーの意識に変化が表れたことです。会議の場で各マネージャーが自店舗の運営状況を発表した際、「発表にはなかったけれど、○○の数値に課題があるように見えるけど、大丈夫?」といった質問が、他店舗のマネージャーから出るようになりました。店舗ごとの気づきを共有し合えるようになったことで、社内会議がより活発になったのは嬉しい変化です。また、これまでマネージャーごとにばらつきが見られた報告内容についても、「insight」から抽出されるデータを使用することで、一定のレベルに平準化することができました。

2つの機能で得た気づきから新たな施策を展開

「insight」を通じて、従来は40代・男性が主な利用者と感じていましたが、実際には20代・男性の利用も多いことが判明しました。そこで、これまで女性会員限定だったセルフエステの利用を男性会員にも開放したほか、フリーウエイトのアタッチメントを追加するなど、サービス内容の見直しを実施しました。
さらに、指定した条件に合致する会員に対してメンバータイプを自動で一括付与できる機能からは「月4回以下の利用者」が想像以上に多いことも判明したため、該当者に対して利用促進を目的とした声かけを開始しました。該当者がチェックインしたタイミングで、スタッフ側でも即座にメンバータイプを確認できるため、「入会30日以内」「入会3ヶ月後」などのメンバータイプも新たに追加し、それぞれに応じた適切なコミュニケーションを行っています
今後、「insight」で入館者数の変化を追うことで、これらの施策の効果を検証していく予定です。データをもとにPDCAを回しながら、利用率の向上と退会抑止につながる運営を進めていきます。

株式会社くるま村

施設名:SPORTS GYM REX
取材協力:株式会社くるま村 取締役 鹿島 一恭 様
店舗数:5店舗
従業員数:20名
業態:24時間ジム
Webサイト:hhttps://sportsgym-rex.com
※2025年6月インタビュー時点
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