お悩み
・混雑状況を毎時間、Instagramで手動共有しており、スタッフの負担が大きい
・スタッフが不在の時間帯は混雑状況を伝えられず、お客さまに不便をかけている
・防犯用カメラは画質が粗く、死角も多いため、安全面に不安がある
実現したいこと
・スタッフの負担を軽減し、お客さまへの指導やサポートに集中できるようにしたい
・混雑状況を24時間自動で可視化し、いつでもお客さまに伝えられる環境を整えたい
・死角のない高性能カメラを導入し、安全性を強化したい
hacomono導入効果
・AIカメラが自動で人数をカウントし、24時間・混雑状況の可視化を実現。スタッフの負担が減り、会員サポートやサービス向上に集中できるように
・360度撮影・高画質・ズーム機能により、従来5台必要だったカメラを2台でカバー。安全性・効率性が大幅に向上
・会員管理と混雑状況を「hacomono」で一元管理でき、運用のシンプル化を実現
・混雑状況確認のため「マイページ」利用が増え、「お知らせ」閲覧数もアップ。施設からの情報発信力が向上
初心者・女性のジム利用への心理的ハードル解消にたちはだかった、アナログ対応
BALANCE FITNESS GYMでは、周囲の目が気になりやすいフィットネス初心者や女性の方でも快適に利用できるよう、ジムの混雑状況をお客さまにお知らせしています。「混んでいると使いづらい」「人が多いと気が引ける」といった声は、ジム利用をためらう大きな要因のひとつになるためです。しかし、以前は1時間ごとに下駄箱にあるシューズを数え、Instagramに投稿するという、アナログな方法でしか対応できませんでした。パーソナルレッスンを担当しているスタッフが休憩時間を削って対応することも多く、さらに無人となる夜間は混雑状況を発信できません。「駐車場まで来たが、混雑していたため利用せずに帰った」という声が寄せられるなど、お客さまにもご不便をおかけしていました。こうした「お客さまの不安をなくしたい」という想いから、混雑状況を自動で可視化できる仕組みの導入を検討することになりました。
システムの乱立を避け、「hacomono」での一元管理を実現
混雑状況を可視化できる複数の専用システムを検討しましたが、新しいシステムが増えることで運用が複雑になる懸念があり、なかなか決定できませんでした。そのような時、すでに会員管理システムとして利用していた「hacomono」が混雑状況を自動で可視化する新サービスとして、AI機能を搭載した「AIカメラ」をリリースすることを知りました。会員管理と一元化できるうえ、防犯カメラとしても活用できる点に大きく惹かれ、導入を決意しました。
「混雑状況はAIにおまかせ」、スタッフや会員に快適な施設運営へ
導入後は、AIが自動で人数をカウントしてくれるようになりました。スタッフは毎時間ごとに利用者をカウントする作業から解放され、「とても楽になった。お客さまサポートにも集中できるようになった」と、喜んでいます。
混雑状況は、お客さまの「マイページ」で確認できます。これにより、パーソナルトレーニングの予約やチェックインに利用するQRコード※の表示など、必要な情報が1ヶ所に集約されたことで、お客さまからも「便利になった」と好評です。さらに、施設側にとっては、混雑状況を確認するために「マイページ」にアクセスする会員が増えたことで、同ページに掲載している「お知らせ」も閲覧されるようになるという嬉しい効果がありました。「マイページから混雑状況が見られます」という案内は、お客さまにとってメリットのある誘導となった上、施設の情報発信力の向上にもつながりました。
360度ズーム機能で効率的に安全管理を実現
AIカメラの性能の高さにも驚きました。以前のカメラは画像が粗いうえに撮影範囲も狭かったのに対し、「hacomono」のAIカメラはクリアな映像に加え、ズーム機能や360度の撮影範囲を備えています。まるでお客さまの隣にいるように真横から見ることもできるなど、初めて見たスタッフは思わず「これはすごい」と驚いていました。以前のカメラは5台設定していても死角がありましたが、今は2台で効率的にカバーでき、安心・安全な環境づくりにつながっています。
設置も、ライティングレール(ダクトレール)への取り付けだけで済むため、大がかりな工事が不要な点も便利でした。カメラ自体の費用は以前より高くなりましたが、混雑状況の可視化や画質向上などの付加価値を考慮すれば、十分な導入効果を感じています。
「hacomono」のAIカメラは、マシンごとの利用人数や連続利用時間まで可視化できます。将来的には人気マシンの配置や入れ替えに活用できる可能性もありますが、当社ではまず、スタッフの接客時間の分析など、働き方の改善に役立てたいと考えています。いずれは、蓄積したデータを評価制度に反映できる仕組みが実現されたらいいですね。頻繁なアップデートで利便性を向上させてくれる「hacomono」には、今後の機能拡張にも大いに期待しています。
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