日本のフィットネスクラブのトレンド(2018年を振り返る)

最近市場規模が増えているといわれるフィットネスクラブ市場。しかし、その増加を牽引しているのは一部のクラブや業種によっているとの見方もある。増加傾向がある中でも、スタジオプログラムやヨガスタジオにおけるデータ分析指標を考えてみました。

フィットネス市場が伸びている背景

これまでスポーツクラブと言えば、ファミリー層や一般層などが近所のクラブに健康目的で通うという印象ではあったが、最近では高齢化社会、生活習慣病患者の増加、女性の社会進出などの社会背景を軸に、シニア・ミドル層、女性層のフィットネス人口が指数関数的に増加している。

また都心では、富裕層の運動ニーズも顕在化されており、アクティブシニアの運動習慣は当たり前のこととして認知されている。

伸びているフィットネスクラブの特長は口コミされやすいこと

1つは24時間ジム。街で見かけることが圧倒的に増えてきた。比較的安価な料金で、ウェイトトレーニング、マシン、有酸素マシンを利用できる。コンビニ感覚で利用できる近所のジムとして顧客を増えている。

2つ目はカーブスのような高齢者向け。予防介護目的でも通えて、時代背景を表している。

3つ目はスタジオ型のサーキットトレーニング。FEELCYCLE, b-monsterなどオシャレなクラブが女性層の取り込みに成功している。hacomonoもb-monster、B.I.F BY NERGYなど、この業種でのシステムとして利用されることが多い。またLAVAなどのヨガスタジオも全国に広がり、女性層の運動習慣化を推し進めている。

4つ目はスクール。代表的なのはスイミングスクール、体操、チアダンスなど子供の運動目的で通うもの。スクール型は大人向けのフィットネスクラブに比べると月謝が安価な傾向があるが増加傾向になっているとのこと。

上記4つの特長として「顧客ターゲットが明確」であるということだ。顧客ターゲットが明確だと口コミもされやすい。従来までの駅近にある「普通のスポーツクラブ」に比べても、友人、家族、ママ友に対して口コミしやすく、「顧客ターゲットが分かりやすい」ことはフィットネスクラブに限らず大事なポジショニング戦略と言える。